ジオパーク

私たち「ホモ・サピエンス」は、誕生から約20万年の物語を紡いできましたが、すべての生命の母である地球は、現在まで46億年という大長編の物語を描いています。壮大な地球の物語から見れば我々「ヒト」が台頭してきた歴史など、ほんの1コマのことなのでしょう。 そんな地球の物語とヒトの物語を読み解くサポートをするのが、ジオパークです。 「どこかで、なにか素晴らしいことが、誰かに発見してもらいたくてうずうずしている」という言葉の通り、地球には素晴らしい“何か”がたくさんあります。 ジオパークはその素晴らしい何かのひとつです。ぜひ一度足を運んでいただき、地球とヒトの物語の一コマを感じていただきたいと思います。

浅間山北麓ジオパーク

火山活動が造った大地とその上で暮らす動植物、そしてそれらと共生し活用して暮らす人々の歴史と文化。現在でも過去の痕跡を観察し、体験することができる場所がここにはたくさんあります。 浅間山の過去、そして現在の人々の暮らしは密接に繋がっています。多くの方に浅間山周辺地域の歴史や文化、おいしい食べものや水・美しい景色など、たくさんの『なぜ?』に出会い、見て、感じて楽しめるジオパークを目指し、2016年9月9日に日本ジオパークに認定されました。群馬県の嬬恋村・長野原町の2自治体では、地域住民と連携しながら『日本ジオパーク』としてより一層の活動をおこなっています。

昔話・歴史・文化

天明3年(1783)の噴火では、噴火にともなった火砕流や土石なだれが浅間山北麓を襲いました。特に鎌原村は、被害が多く、沢山の方が犠牲となりました。 被災直後、鎌原村では近隣の有力百姓らが敏速に救援に乗り出し、私財を投げ打ち鎌原村の復興に尽力しました。このように、復興を個々の問題とせずに村全体を共同体として進められたこと、各地の有力者が村や地域のために尽力したこと、そして行政の支援によって被災した土地で新しい生活を築き、村を再建した稀な例が実現されました。

他地域との違い

浅間火山は、日本列島の中央部、群馬県と長野県にまたがる山で、東日本火山帯の火山フロントの屈折部に位置しており、日本の代表的な安山岩質の活火山のひとつです。噴火によって噴き出された溶岩や軽石、火山灰などが積み重なってできた“成層火山”です。約10万年前から活動を始め、これまでに噴火と山体崩壊を繰り返し、現在の姿になった複雑な形成史を持つ火山です。浅間火山は、東西20㎞以上に延びる浅間・烏帽子火山群の一部を構成していて、この火山群は40万年以上活動を続けてきました。山頂部の釜山は現在も活動中で常時噴気しており、これまでに10回余りの大規模な噴火を繰り返してきました。
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