本大会ジオツアーでは、大会のテーマである「伝える」に焦点をあてた4つのコースをご用意しています。
※ジオツアーに参加される方は前泊していただきます。
スカイロックトレイルは、浅間山の北麓、標高約1,500m付近にある亜高山帯の山岳トレッキングコースです。コースは上信越高原国立公園の第一種特別地域を通り、立ち入りには、安全管理研修を受けた浅間山北麓ジオパーク認定ガイドの同行が必要となる特別なコースです。浅間山の火山活動によって形成された、溶岩流、巨大噴石、クレーター、溶岩樹型などの地形と、そこに生育する亜高山植物群落などが見どころです。大地がつくり出す貴重な自然遺産を楽しく学ぶことができるコースです。
吾妻峡は、関東の耶馬渓とも言われる吾妻川沿いの深く美しい渓谷であり、上毛かるたにも 「耶馬渓しのぐ吾妻峡」と謳われています。過去の浅間山噴火に伴う火砕流や土石なだれなどが流下し、谷が浸食されて現在のような渓谷が形造られました。また、八ッ場ダムの堰堤を歩き、水陸両用バスに乗車し湖面からガイドを受ける内容となっております。八ッ場ダム建設に伴い出土した縄文時代よりの遺物を展示・解説している天明泥流ミュージアムも訪れます。
浅間山北麓ジオパークの見どころを、ぐるっと1周します!かつてこの地域のくらしと産業を支えた草軽電鉄の、現存する唯一の駅舎である北軽井沢駅舎や、鬼押出し園、鎌原観音堂など代表的なサイトを周り、火山性高原の魅力や地域の風土に生きる人々の姿を伝えます。バスで周遊するので、歩くのに自信がない方にもおすすめのコースです。
天明3年の浅間山大噴火で大きな被害を被った鎌原村と吾妻川流域ですが、そこではどんなことが起きていたのでしょうか。このツアーでは溶岩の流れが観察できる黒豆河原をはじめ、土石なだれによって埋没した鎌原村と奇跡的に被災を免れた鎌原観音堂、噴火で埋没した鎌原村からの出土品等を展示をしている郷土資料館などを見学し、天明3年の浅間山大噴火で何が起こったのかを探る巡検型ツアーとなっています。