八ッ場あがつま湖

八ッ場あがつま湖は吾妻渓谷に建設された八ッ場ダムによりできたダム湖である。吾妻渓谷は地質年代の古い地層が分布している場所で、湖底に沈んだ川原畑地域には西吾妻最古と言われる地層が分布していた。  浅間山の天明噴火(1783年)では、「鎌原土石なだれ」が発生し、吾妻川に流入して泥流化し「天明泥流」として八ッ場地域にも大きな災害をもたらした。  ダム建設に伴う発掘では、数多くの縄文遺跡と、天明泥流で埋もれた家屋・田畑が発見され、湖畔には発掘の成果を展示する「やんば天明泥流ミュージアム」が建設されている。