丸岩

標高 1,124m の丸岩は吾妻川の右岸、JR吾妻線の川原湯温泉駅と長野原草津口 駅の中間に位置する岩峰である。山の三方は、 100m にも 達する垂直の崖で、柱を束 ねて立てかけたような柱状節理とベレー帽をかぶせたような形が特徴である。菅峰火 山の溶岩の一部であったと考えられており、東西に断層ができて北側が落ち込んだ ため、独立した火山のようにそびえている。溶岩と断層が生んだ独特の景観である。 永禄年間( 1558 年~ 1570 年)、羽尾氏により山頂には丸岩城が築かれていたと伝 えられており、要害の名残をとどめて おり、「真田太平記」にも記載が見られる 。 国道 406 号の途中から登山道があり、山頂まではゆっくり歩いて約 30 分。道の駅 「八 ッ 場ふるさと館」から一望できる。