鎌原城址

鎌原城は、吾妻川の右岸、鎌原集落の西側の浅間軽石流(浅間山第一小諸軽石流;平原火砕流;約1万3,000年前)の 断崖に築かれた城で、吾妻川崖上の要害の地にあった。城郭は、南北約400m、幅150m、総面積36,000㎡で、 南から三の丸、二の丸、本丸、東曲輪、笹曲輪となっていた。 室町時代から江戸初期にわたって三原庄に勢力のあった鎌原氏が1397(応永4)年に築城したと伝えられており、 浅間山の火山活動によって生じた天然の要害を利用した城として、当地域で活躍した鎌原氏の栄枯盛衰の歴史と合わせて貴重なサイトである。