大笹火砕流

前掛山の噴火で最大の噴火であった1108(天仁元)年の噴火では、 大量のマグマが火口からあふれ出て、スコリア質の火砕流として山腹斜面を南北に流れ下った。 これを追分火砕流というが、特に北麓に流下した火砕流は大笹火砕流とも呼ばれる。 この火砕流は大規模で、南北の広範囲を覆い尽くしたため、ジオパークエリアの様々な場所で観察することができる。 当地域の大地の歴史を語る上で欠かせない一大事件であった。