鹿沢園地

上信越国立公園内、標高1,400mに位置し、「清流の小径」、「かえでの小径」という 2つの自然学習歩道と、野草園、インフォメーションセンター、情報ステーション、キャンプ場、小さな湿原、 ひろば、宿泊施設休暇村鹿沢高原などからなる園地。鹿沢園地内の各エリアは変化に富み、動植物も多様である。 特に、野草園の植物の種類数は多く、駐車場のすぐ近くで気軽に野草と触れ合うことができる。 全長1.6kmの「清流の小径」は、湧水川をところどころ渡りながら森の奥へと進む小径で、渓流沿いの自然を 見ることができ、全長1.4kmの「かえでの小径」は、湧水川と湯尻川という2つの渓流に沿いながら森の中を進む小径で、 自然林の様子を観察できる。併せて「鹿沢園地自然学習歩道」として整備されている。湯尻川歩行エリアや湧水川エリア、 カラマツ・ミズナラ林エリア、ヤマネコースエリアなど9つのエリアがあり、清流のせせらぎと野鳥のさえずりに 耳を傾けながら、水辺の動植物を間近に見ることができる。また、木道が設けられているため、車椅子での散策も可能で、 途中に設置されているベンチで休憩しながら、森の中でゆったりとした時間を過ごすことができる。 この木道は「上信越高原国立公園鹿沢園地自然学習歩道施設森の小径と鹿沢インフォメーションセンター」という作品名で、 土木学会デザイン賞2009の優秀賞に輝いている。