浅間牧場

浅間牧場は、北軽井沢の別荘地の中心街に近い位置にある、標高1,300mに広がる800haの県営牧場で、 1882(明治15)年に北白川宮能久親王によって放牧場として開設された。牧場は火山体の上に建てられており、 周辺には浅間山の噴出物が堆積している。 ここでは、北海道北部とほぼ同じ中央高原型気候の特性を生かし、放牧期間中は約500頭、冬は約300頭を県内の酪農家より 預かり飼育している。6月中旬にはレンゲツツジが見頃を迎え、新鮮な空気を味わいながら爽やかな高原の中を自由に 散策することができる。昭和の初期に大ヒットした歌謡曲「丘を越えて」は、この浅間牧場がモデルになっており、 牧場内に「丘を越えて」の歌碑が建てられている。また、日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」のロケ地になったことでも知られている。